雀王「成る!成るぞ!我が堕天した時より幾星霜、最早完全体に等しい、だがまだだ。贄だ贄が足らぬ!我が目前に贄を!」
日に日に成長しその禍々しき凄烈な食欲に気圧された私「このままでは、いずれ世のすべての食料を食い尽くされる」そう懸念し、密かに暗殺集団Grylloideaに一人当たり¥12円という高額な報酬を支払い30人小隊を組ませ雀王の食欲に対抗するのであった。
Grylloidea「5人体制で波状攻撃をかければあんな奴イチコロさ!」
下僕「そうですよね!先生方でしたら心配ないですよね、ささまずは一献菜っ葉の茎でも」
Grylloidea「おっとっとかたじけない。しかし下僕よお主もワルよのう」
下僕「いえいえめっそうもない存分にお働きくだされば報酬はきゅうり一本ほどをお約束いたしましょう」
Grylloidea・下僕「あーはっはっは・えーへっへっへ」
下僕「さあ先生方出番ですよ!」
Grylloidea「今だ!五人がかりでやっちまえ!ヒャッツハー」
Grylloidea「グエェー!ギャース!」
雀王「ハーハッハッハ!我は王!汚し侵し蹂躙する者である!我が血肉となることを誇りに思うがよい!」
なんと雀王はあっと言う間に平らげてしまい私に向かってこう言うのでした。
雀王「我に歯向かうなど愚かなり。貴様の腹の中などとうに見抜いておるわ!だが良き贄であった。次の下知をもって貴様を不問に付す。」
下僕「ははー恐れ入りました。これからは改心して王に従いまする。それで私が次に成すこととは?」
雀王「ウム!そろそろ見たい。我が舞う愛しき汚濁、混沌たる世界を・・・」
一人餌の続き
雀の主食は穀物と昆虫です。自然の中で生き抜くためには自分から捕食出来なければ死にます。動画ではお腹を空かせた状態でコオロギを与えてます。はじめに餌の容器の中次に容器に入れず直接鳥籠に入れます→当然コオロギは隠れます→雀自ら探して捕食。これを繰り返します。
環境の変化
全身に羽が生えてヒーターの出番が無くなってきたら、鳥籠ごと外に出します。野良猫に襲われる恐れがありますのでガレージの天井に吊り下げました。
吊り下げた鳥籠の中には粟の穂を立て掛け床に穀物の種子ばらまいておきます。
私はこのままの状態で昼夜外に出しっぱなしにして、餌と水だけ補充する形をとりました。もしかしたら、親鳥若しくは仲間が来てくれると淡い期待を抱いてましたが外側から粟の穂をたべられた形跡がなかったので来なかった様です。なかなか思い通りにはいかないものです。
次回は雀王の飛行訓練と恐怖を与える訓練です。