もはやほぼ羽が生えそろったと言っても過言ではない雀王。ある時こう仰いました。
雀王「我が体躯が完全になるまであと一歩、そろそろ戦の準備を整えなければならぬ。真の強者とは驕ることなくたゆまぬ努力をするものであり、我とて例外ではない。それには怠惰を招く貴様が障壁であり存在自体が目障りだ!ひとまずは我が力を蓄えんと貴様とは距離を置き接するものとする!」
こうして私は雀王の自らの鍛錬の為2時間毎の餌やりから解放されることとなった。思えば早朝5時よりはじまり会社にまでお連れして給仕をした私への王からの労いだったのかもしれない。
一人餌の練習
まずは、普段与えている物を自分で食べれるようにしなければなりません。私の場合は好物のミルワームを置きどれだけ騒いでも無視を決め込みました。すると今までピンセットからしか食べなかったものがよちよちと自分で咥えるようになりました。動画は会社でのひとコマです。2時間毎に餌をあげなければならないので会社の許可を得て連れてきてますが、さすがに鳥籠ごと運べないので野菜を入れるネットで保護してます。
自分から食べる事が出来たら、次にすり餌ペレットと粟玉(殻なし)を餌の皿に少量入れて目の前でコロコロ転がします。興味を持ってつつきだしたら成功です。(個体によって様々ですが興味を持つまで根気よく続けましょう)穀物を餌だという認識が必要なのと、嘴でつつくという行為が重要なのです。あとは腹が減ったら餌さえあれば勝手に食べます。もちろん水も忘れないでね!ちなみに動画には映ってませんが小松菜もちぎらずに鳥籠の端にクリップでつけてあります。
ただ、口に咥えてもカジカジしてペッと出すこともままあるようですなので気を付けましょう糞を見れば分かります。このカジカジする動作が種子の殻を取る行為につながると思いますので、ここから徐々にミルワームを減らして殻つきの種子に変えていきます。
次回は一人餌の続きと生活環境を変えていきます。