一縷の望みで巣立ち雛かもしれないと思い私はとりあえずそっと倉庫の扉を閉めて嫁を職場に送りました。(所要時間40分程度)
巣立ち雛とは、文字通り巣立つ寸前の雛で親鳥が飛ぶ練習を近くで見守っています。この時、間違って保護してしまう方が多いと聞きます。
嫁を送り終えて現場に急行しましたが、雛は元の位置からまったく移動していません。周囲を注意深く見回したが親鳥もいません。
次に、巣を見つけて戻してあげようと倉庫中を探索しましたが一向に見つかりません。私はついに決断せざるを得ませんでした。
保護という選択肢を・・・
以下保護のために必要な物。私は烏骨鶏を孵卵器で卵から返して育てていますので、全部家にある物で補う事が出来ました。
1.餌をあげるためのフードポンプ。つい最近使用し掃除したのでメモリ部分が薄くなってます。ちなみに押し出すゴム部分がすぐ劣化するので一定期間使用したら買い替えることをお勧めします。
2.餌。雛用のパウダーフードとミルワーム(画像は省略します。苦手な方もいますので)それと小松菜を用意します。パウダーフードはぬるま湯でといてフードポンプにいれて与えます(与え方は雀の雛その3で紹介します)。
3.ピンセット。ミルワームを与えるときに使います。先が曲がって雛を傷つけないものがいいでしょう。私は柔らか素材の絶縁ピンセットを使ってます。(ガンプラのデカール貼り用)
4.小動物用ヒーター。雛は体温調節が苦手です、雛の生育状況にもよりますが巣箱のなかを30度位に保てれば良いかと思います。サーモスタットという温度調整ができるものもあれば尚良いです(私は持ってません)。ヒーターを設置したら湿度を保つため濡れた脱脂綿等を置いて下さい。
今回保護した雛はまぁまぁ体毛があり、ちょろちょろと動けたので暑ければヒーターから遠ざかり寒ければヒーターの近くに勝手に移動します。ついでに体毛の無い雛の場合はあと3・4度高めがいいです。
5.巣箱。画像はありませんが段ボールの箱です。段ボールの底にタオルを敷いて床との間に断熱材(ホームセンターに売ってます)を挟んでます。体毛の無い雛の場合はタオルよりもビリビリに破いた新聞紙を敷いた方がいいです。(爪がタオルに引っかかって骨折や捻挫の恐れがあります)
次回は餌やりの方法を物語調であげます。